インフェクションコントロールとは

インフェクションコントロールとは細菌、ウイルスに対する院内感染防止対策を意味します。
近年、インフルエンザウイルス、O-157、肝炎ウイルス(A型、B型、C型肝炎)、エイズウイルス、サーズウイルス、MRSA(メシチリン耐性黄色ブドウ球菌)、ノロウイルスなど様々な細菌やウイルス感染によって引き起こされる病気が社会問題となり、たびたびテレビ、雑誌などのマスコミで取り上げられています。これらの多くは、空気や、直接の接触、保菌者の血液などを介して感染していきます。
出血を伴う処置の多い歯科治療でも、器具の滅菌消毒などが不十分な場合、これらの感染症に感染しないとは言い切れません。
植草歯科医院では、これらの細菌・ウイルス感染症から患者さんを守り、安心して歯科治療を受けていただけるよう、スタンダードプレコーションに準じた完全なインフェクションコントロールを行っております。
治療は清潔で快適な個室で行います
オープンタイプの診療室は一見開放的ですが、歯を切削した際の切削片や血液の飛沫による感染の危険性があります。当院では飛沫感染の防止とプライバシー保護のため、完全個室による診療を行っております。
歯科器具の滅菌工程
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Process 01
一次洗浄(薬液消毒)
所定の場所に集められた使用済み器具は水洗され、薬液(グルタール製剤)消毒槽で一次消毒されます。
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Process 02
超音波洗浄
所定の場所に集められた使用済み器具は水洗され、薬液(グルタール製剤)消毒槽で一次消毒されます。
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Process 03
滅菌パック
所定の場所に集められた使用済み器具は水洗され、薬液(グルタール製剤)消毒槽で一次消毒されます。
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Process 04
高圧蒸気滅菌(オートクレーブ滅菌)
所定の場所に集められた使用済み器具は水洗され、薬液(グルタール製剤)消毒槽で一次消毒されます。
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Process 05
ホルマリンガス滅菌
オートクレーブにより高温処理できないプラスチック製品等はガス滅菌します。
これにより、オートクレーブと同等の滅菌消毒効果が得られます。 -
Process 06
紫外線滅菌器による器具の保管
パックされ滅菌消毒された各器具は紫外線滅菌器の中で清潔に保管されます。
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Process 07
基本診療セットおよびディスポーザブル製品(使い捨て製品)の使用
器具は滅菌パックにより診療直前まで清潔に保たれます。また、紙エプロン、ヘッドレストキャップ、紙トレー、紙コップ、麻酔カートリッジ、注射針、外科用メスなどは使い捨て製品を使用し、各患者さんごとに交換しております。